ビタミンB1の効果や効能、ビタミンB1を含む食品について説明しています。
ビタミンB1は三大栄養素のひとつである炭水化物を分解してエネルギーにかえる働きをします。したがっていくら炭水化物を補給してもB1が不足している場合、糖質を分解することができないためエネルギーにすることができません。私たちの脳は、ブドウ糖をエネルギー源としているため、B1が不足していると末梢神経までエネルギーが行かず、手足がしびれたり運動能力が低下したりします。その結果脚気やウェルニッケ脳症という病気が発病しやすくなります。
私たち日本人は、お米などデンプン質の食物を主食としているため、それらをエネルギーに変えるB1が必要なのです。お米にもB1が含まれているのですが、胚芽やヌカの部分にB1が多く含まれているため、精米することによりB1を失ってしまうのです。最近の健康ブームにより、玄米や発芽米などが人気となっているのは、白米よりもB1を多量に含んでいて毎日の食事で手軽に摂取することができるからなのです。また、B1が不足してブドウ糖をエネルギーに変えることができなくなると、体内に乳酸などの疲労物質がたまってしまいます。そのため、だるさや倦怠感などを感じるようになり、疲れがなかなかとれない身体になります。
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