ビタミンは私たちの健康に必要な栄養素です。ここでは、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの働きについて説明しています。
ビタミンというとその種類の多さが特徴ですが、その働きを含め全てを把握している人はあまり多くはないでしょう。人間が生きていくためには、タンパク質、炭水化物、脂質の三大栄養素と言われる栄養素を必要とします。この三大栄養素とミネラル以外の、微量ではあるけれど健康に生きるためには必須の有機化合物の総称がビタミンです。
人は三大栄養素を体内に取り込んで、それをエネルギーに変えて代謝を行いますが、この働きをスムーズに行うためにビタミンが必要になります。ビタミンが不足してしまうと、身体の代謝がとどこおり、せっかく体内に取り込んだ三大栄養素やミネラルなどがうまく働かなくなってしまいます。
それによって風邪をひいたり、女性の嫌うニキビや肌荒れや貧血などの機能不全症状が現れてきます。このように微量とはいえ不足すると人体に欠かせないビタミン類は、体内で自己生成する事ができません。そのためビタミンを摂るためには、食物などで体外から摂取する必要があります。
ビタミンは、大きく分けて水に溶ける水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分類されます。ビタミンB群は水溶性のビタミンで体内に取り込んだ後、必要とされなかった余剰分は体内から排出されますが、脂溶性ビタミンは体内にそのまま残ってしまい、ビタミン過剰症をおこす場合もあります。
このような性質から水溶性ビタミンは毎日摂取する必要があり、脂溶性ビタミンは適度な量を取るということが必要となります。また水溶性ビタミンは調理中に失われてしまうこともありますので、献立などを工夫して過不足なく取るようにして下さい。
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