ビタミンには摂りすぎると害になるものがある一方で、足りなくなると体の不調や倦怠感、代謝の低下などが起こり、やがてビタミン欠乏症となります。
水溶性、脂溶性に関わらず、ビタミンが不足してしまうと、人の身体は上手く機能しなくなります。人の体の中で自己生成できないビタミンは、外部から食事として取り入れる必要があります。しかし水溶性ビタミンは、水に溶けてしまうという特性があります。
水溶性ビタミンは一日に必要とする以上の量を取っても、余剰分は体外に排出されてしまいストックすることはできません。ですから毎日必要分を摂取する必要があります。さらに水溶性ビタミンは加熱によって失われてしまうので、せっかくビタミンの含まれている食材を取っても、肝心の成分は取れていないことがありますので、気をつけて下さい。
ビタミン不足で、身体の代謝が落ちてしまうことによって人の身体に感じられる最初の異変は倦怠感です。他に食欲がなくなったり、ニキビや肌荒れなどがその初期症状としてあげられます。また風邪を引きやすくなったりもします。
症状がもっと進んでしまうとビタミン欠乏症になります。脚気という病気をご存知でしょうか。ビタミンB1不足が原因のとなって発症する脚気の症状は、全身の倦怠感、心不全による手足のむくみ、しびれなどがあります。
ビタミンCの不足で起きる疾患の代表的なものは壊血症です。血管や関節が弱り出血症状が、身体の器官からみられるようになります。歯磨きなどで出血が認められた場合などは、ビタミンCを補充してみてください。
ビタミンD不足は、骨粗しょう症やくる病などの骨関係の病気につながりますが、日光浴によって解消できるので、覚えておくといいでしょう。倦怠感や食欲不振などビタミン不足の初期症状が出た時には、休むことと並行してビタミンを摂取してみてください。
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