ビタミンDを含む食品を摂取することで、カルシウムを吸収し、骨を形成します
ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を助ける役割をしています。D2からD7まであるのですが、普通ビタミンDといえば、D2とD3をさします。ビタミンD2の学名をエルゴカルシフェロール、D3をコレカルシフェロールといいます。ビタミンDは、いったん肝臓に集められた後、腎臓に移動して活性型ビタミンDに変化します。この活性型ビタミンDは、小腸でのカルシウムの吸収をよくし、血液中のカルシウムの骨への運搬を手伝い、さらにカルシウムが骨に沈着するのを助けるのです。 またカルシウムの摂取量が少ない場合、尿中にカルシウムが排泄されないように再吸収をさせる役目もビタミンDにはあります。
このように、骨の形成にとって肝臓と腎臓は大切な器官であり、ここに障害があるとビタミンDは活性型にならず、いくらビタミンDを摂取しても欠乏症という事態がおきてくるのです。カルシウムが不足している場合は、骨からカルシウムを取り出し血液中に運び込みます。カルシウムが多ければ骨に運ぶという役割も、活性型ビタミンDは担っています。Dが不足すると、骨の形成に支障をきたしますし、カルシウムが骨にくっつきにくくなることから、骨が折れやすくなったり、変形したりします。このように、ビタミンDは、骨の形成に深く関与しているビタミンなので特に乳幼児の骨の発育に、大きな影響を与えます。Dが不足する、頭の骨が厚くならず、背骨が湾曲、足の骨も曲がり、]脚や0脚、骨の変形を起こす「くる病」にまでなってしまいます。
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